FF好きの教員日記

二十代半ばの教員が、至って真面目にだらだら話します。

黒板アート

夏休みも終わり、二学期になりますね。

本来ならば、体育祭、運動会、学習発表会などが控えている秋ですが、コロナ禍というものもあり、縮小傾向にありますかね?

自分の勤務校は、春に運動会を学年団で開催しました。来客は断り、時間を区切り、保護者の入場数も制限して行われた運動会でした。個人的には、無駄な時間が一切なくメリットの大きい運動会だと思いましたね。

デメリットを上げるとしたら、忙しないこと、子供たちが他学年の競技を鑑賞できないこと(出番以外は教室でお勉強でした。)ですかね。理想を言うなら平日開催にして頂きたいのが最もですが…それは人それぞれということで。

 

学芸発表会は、どうなるのでしょう…近日の職員会議で確定するのだろうも思います。

 

さて、本題に移りましょう。

運動会、体育大会といえば、黒板アート(や、文章)といういつの間にやら始まった文化がありますよね。自分、義務教育時代のそういう思い出は全くないのですが、高校生活では、力を入れている先生方もおられたように記憶しています。もしくは、生徒たちが自分たちで書いたか…

どちらにせよ、大きな行事があると、自然と士気を高めるために黒板アートをする先生多いですよね。

チョークの無駄遣いと、言われればそれまでなのですが…自分は、そこまでの否定はいらないのではないか…と考えています。

一年に一回の運動会。勿論、運動が好きな子ばかりではありません。嫌いな子苦手な子、本当は来たくないけど休めず来るしかなかった子なんて一人や二人じゃないと思います。高学年、中高生にもなれば尚更…。

だから、自分は、その子たちが少しでも来てよかった、少しは頑張ろうと思えるように、その子たちを思い浮かべて黒板に言葉を並べるようにしてます。好きなキャラを書いたり、変に意識を高めようとしなかったりと。

ただ、来る前からテンション上がっている学校大好きな子供たちを蔑ろにしていい。そういうことでも勿論ありません。その子達が、暴走しすぎないように、自分をコントロールして過ごせるように、というストッパーの意味も込めて、先生もいるからな、一緒に頑張ろうなという気持ちも込めて書きます。(あまり伝わりませんが…)

 

確かに、無駄遣いと言われればそれまででしょう。いい思い出がない人も恐らくいると思います。自分のように、そういう文化に触れて来なかった人もいると思います。

ただ、少しでもほんの少しでも

来てよかった。

と思えるような、教室を作れたらなと思い、多少の時間を書けて書きます。多少、ですよ。ここで何時間も粘ってるようだったら、また話は変わってくるのですが…(休みを取ってやりましょう)

 

それに加えて、自分は学期末と学期始まりにも、書くようにはしています。今日も、黒板に言葉を並べてきました。一年生のあの子たちは、きっと何も読んでくれないんでしょうけど…

なんか書いてある!いつもよりたくさん!

くらいの興味を示してくれれば、それだけでも意味はあるかなと思います。

 

明日からコロナ対策ばりばりの二学期が始まります。登校後、支度をしたら着席して待たせるように指示が出ています。

(そりゃないよ、久々に会う友達、たくさん話したいよね、遊びたいよね。まだだらだらしちゃうよね。)という気持ちを必死でこらえて、少し心を鬼にして過ごしたいと思います。みんなで頑張ろう。

 

話は逸れましたが、黒板にカッコつけて書いてしまうのは、決して無駄遣いではないよ‥と、少しでも伝われば幸いです。

 

写真?そんなものは載せません。子供たち向けですので。(恥ずかしい)