FF好きの教員日記

二十代半ばの教員が、至って真面目にだらだら話します。

有難い“自論”をご指導いただいた話

こんばんは。

木曜日あたりに“ご指導”いただいたのですが、4日経ってフツフツとした気持ちが湧いて来たのではけ口にします(笑)

 

それは2学期始めに遡ります。

自分のクラスは、子供たちが自分たちで宿題チェックをするチェック係なるものをつくって活動してもらっているのですが。

(詳しくは

係活動インターンをした話 - FF好きの教員日記

 

一年生にはまだ教卓や、自分の机が少し高いかなぁと思っていたので、黒板の下の一年生用の台の上に宿題を出させて居たんです。

(黒板を消したり書いたりする時にやりやすいようにするための自分の脛あたりの高さの台。)

百均のボックスを並べて、前の人がどんなふうに出しているか見えやすいように…。自分なりに意図派ありましたし、子供たちも自分で考えてくれれば…と思ってそうしていました。

チェック係は、まだ上手に宿題を数えられないので、5番ごとに色を変えたテープを付け色ごとに集めてもらう作業をしてもらうのですが、机の上では上手に出来ず床でやってしまっていたのです。空いてる机もないし、徐々に出来るようになっていけば…と思っていたんですね。

見栄えは悪いけど、自分たちで宿題を集めて、数えられる様子は個人的に頑張っているなあと思っていたのです。

 

 

そんな時、中堅の女性教員と給湯室でたまたま一緒になったので、気まずいなあと思った僕は、

「〇〇先生が通るとき、暴れたりしないで、少しはちゃんとした姿を見せられてると思うんですよね!」とただの雑談として言ったんです。そうだとしたら、いつも頑張ってるねとかで良かったですし、そうじゃなくても、ちょっと騒がしいよ?とかで良かったのですが…

 

「え?あれで満足してるの?」

 

といきなり棘。

いや、満足してるとか言ってなくないすか?

 

「あれで満足してるんだったら、ちょっとヤバイよ。子供たちは床で宿題開いてるし、仕度は進んでないし、あれでしっかりしてると思うんだったらちょっと考え方直したほうがいいよ?」

 

みたいな。もっと辛辣な事言われたような気がしますが、主観が入り過ぎてるかもしれませんので、この程度で。

僕も「いや、床に広げてるのはこんな意図がありまして…」と、多少は思いを伝えてみたいのですが…。

「そうだとしても」みたいなことを言われ、去っていきました。釈然としない気持ちのまま一日を過ごし、腹がたったので、宿題提出BOXを教卓の上へ。

当然、子供らからは出しづらいとの反応が、そろそろお兄さんになるから机の上に出してみよっか!と伝え、従ってくれる子供かわいい。ごめんよ。見づらいよな。

 

そして一日が過ぎた頃、なんと放課後にその先生が教室に入ってくるじゃないですか…

また説教か…と、思いきや

「昨日は言いすぎたよ。」と

「床で生活するのが当たり前になっちゃうようになるとこれからの指導が大変になると思うから些細なことでも気をつけたほうがいいよ、って思って」と。

 

理屈通ってるやん。ようやく説教が、腑に落ちました。最初からそうやって言ってくれ。

放課後の給湯室なんて、一番どうでもいい話をしたいんじゃこっちは!!!!なんで怒られなきゃいけねえんだよ!!!おい!!!という煮えたぎる気持ちはよそに、ニコニコ笑顔で

「今日、教卓の上でやってみましたよ!スッキリしていいですね!」と

「でしょー?」といい教室を去る中堅。

媚売りです。

 

 

 

 

さて、月日は流れ、先週木曜日。

 

再び、給湯室で相まみえました。

すると突然、

「床生活なくなったじゃん!」とのこと。

「おかげさまで、僕も子供らも成長出来ました。」これは本心。

 

「では、達成ついでにもう一つお説教いい?」

 

????

 

「あの時、私が見ている時はって言ってたじゃん?あなたがいて、私が見てる時ってのは、担任がいるからうまくいってるのは当たり前なの。あなたがいない時の教室を沢山見てたから、あの時はは?と思ったわけ。

低学年のうちに担任がいなくても回る子供たちを作るのが理想なんだから…」

 

 

おっと、すみません。ここまで書いたはいいですが、有難いお説教の続きをどうしても思い出せません。ああ、しっかり聞いていたはずなのになあ。

 

まあ、正論だとは思いますし、現に自分が今1番の課題だと思っていることなので、ぐうの音も出なかったですけど…でも、それに気づいてないほど馬鹿ではないんですよ、残念ながら。

そういうあなたも…と愚痴を書こうとしましたが、本人の愚痴を言うのは違う気がするのでやめとこうと思います。

 

そんなことを給湯室で言われ、その時は確かに〜と思うことにしましたが、4日経ってただ自論を淡々と意味もなく話されただけだったなと思い、フツフツしてきたという話でした。

誰も悪くないんです、先輩として指導しようと思ってくれたその人も、床で生活してる子供も、きっと多分、僕も…。

できる範囲で、自分が大事と思うことからしっかり教えて伝えていきたいです。

 

(と、書くことで気持ちを誤魔化すことにします。今後ご指導いただくことがあったら爆ぜます。)