二度目の絵の具〜こぼした水を添えて〜
こんばんは。
今日は、自分のもつ子たち二度目の絵の具の時間でした。
単元名は「お話から生まれたよ」
絵本などの物語から想像して、絵に起こすというもの。
国語大好き人間からしてみれば、完全にコッチ側のテリトリーでしたので、よだれ出ました。
選んだ絵本は、「てぶくろ」
https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=192&spf=1
ウクライナの民謡です。
ある冬の日、おじいさんが落とした手袋に、色んな動物が集まってきます。みんなで仲良く入るのですが、どんどん集まってきて…?という話です。
想像する、ことをかなり大事に授業をしているので、これはチャンス!と思って、真面目に挿絵を見せずに音読しました。
(文句も言わない彼らはすごい)
彼らは出てきた動物達や、落とした手袋の色をしっかりと考えて、イメージを膨らませてクレヨンで描き出しました。どの場面でもいいよ、でも、まずは手袋を大きく描きなさいとだけ伝えて始めました。
取り憑かれたかのようにばばっと描く子、こそっとおいた絵本の挿絵を見に来る子、意地でも見ない子、いいアイデアが浮かばず(挿絵のマネでも嫌で)二時間真っ白だった子。
そうして、先週それぞれの「てぶくろ」の下書きが出来ました。
そして今日、それに絵の具で背景を描きました。
お話に時間帯は登場してないんですが、
雪が降ってる。
冬。
動物が休みに来る。
という流れで、背景を暗く描きたがる子が多くいて、素晴らしいなとただ感動してました。(飾るときに、ちょっと映えないのは、また別の話)
ベタ塗りよりも、細かくタッチするほうがいいよーなんて言ってしまったばかりに、みんな上手に色を重ねて描きました。はなまる。
中には、パレットを持って描いてみたいから、わざわざ立ち上がる子も(笑)かわいい(笑)
そんなことをしてるから、一人が盛大にバケツぶちまけました(笑)
先頭の子で本当に良かった。席真ん中だったら大惨事でした。危なかった。
しっかり、自分で拭けていたので偉かったです。慌ててましたけど。
二回目の絵の具なので、二時間のうちの一時間はほとんど準備で消え去りましたけどね(笑)しかも、四つ切で絵の具は初めてでしたので、机の上がてんやわんやで(笑)
準備の段階でパレットが落ちるわ落ちるわ。
ひっさびさの騒音でした(笑)
そんなこんなで出来た作品。担任としては、個性豊かで誇らしいのですが…
他のクラスの先生方は、挿絵をしっかり見せて描かせてるんですよね……。
(一番下っ端だし、お世話になりまくってる、良い先生たちだから悪口のつもりではないのですが、お話から生まれたよ、なので、模写ではなくて想像して描くのが適してルノではないかなあとは思うんですけどね。
勿論、挿絵見せるのもいいですが、それは低位の子というか、少し一人では難しい子が、頑張れるように…っていうタイミングで出すべきではないかなあ、なんて思いました。)
で、挿絵を見てるので、絵が上手な、訳です。統一感もあって。
で、掲示をするんですよね。参観会があるから。廊下に。全員分。
で、横並びで見られるじゃないですか。
で、多少比べられるじゃないですか。
自分の腕が低いと思われるのは、全く構わないのですが、子供達の頑張りや上手さが伝わらないような気がして、悔しいんですよね。
挿絵の、模写が並んでるクラスと、統一感のない、てぶくろの絵が並んでるクラス。
なんかなぁ。って感じです。
なので、こっそり一文載せて掲示してやろうかと思ってます。
「自分達でお話を聞いて、想像して描いた『てぶくろ』の世界です。
すごいでしょ!」
って。