八方美人という生き方。
はっぽう-びじん【八方美人】
だれに対しても、如才じょさいなく振る舞うこと。また、そのような人。どこから見ても欠点のない美人の意から。▽「八方」はあらゆる方向。この言葉は、悪い意味で用いられることが多い。 出典:goo辞書
真意はとてもいい言葉ですよね。
ただ本当に、非難でしか聞かない言葉“八方美人”
きっと、人間誰しも人に嫌われたくないと思うんです。「別に嫌われても好きなことやれりゃいい」という人も、きっと奥底では。
ただ嫌われるよりは、ただ好かれる方がいいじゃん?(笑)
自分は、なんだかこじらせてたので「別に理解してくれない人になんて好かれなくてもいい」って思ってました。(まだほのかに思ってはいますが)でもでもやっぱり、好かれたほうが生きやすいですよね、確実に(笑)
て、事で、色んな人と話を合わせたり、話口調や、テンポ、雰囲気を変えたりして相手を探りながら気遣いながら話すのが当たり前になって。職場でいろんな人に話してもらえるようになって、ふと気が付いたんですけど。
これも八方美人と言えるのでは?と。
まあ、美人を欠点がない人、と言ってしまうと、ただのナルシストさんなんですが…。
誰にでも、いい思いをしてもらえるように生きてくのは、そんな駄目なことなのかと思ってまでです。
八方美人が、よく思われてない理由を色々調べてみました。
すると、
話を合わせるために嘘を付くとか、
よく思われようと秘密を漏らすとか
…なんとか。
それは、人間性が欠落してるだけでは??
太宰や、文豪たちが書いていた、所謂「八方美人」は、嫉妬や妬み、やっかみの対象であって、人とどうもうまくいかないときに、なんでも卒なくこなす人間に対して使ってるようなイメージ(話者からしてみればマイナスイメージ)でした。
嘘をつく、秘密を漏らす、ごまをする?
うーん。美人か、それ?
それがバレないのが、本物の八方美人なわけであって、バレてる時点で美人ではないので、八方美人ではない…けど、その人のことを八方美人という……みたいなパラドックスみたいな事が起きるわけです。面白い。
まあ、僕は美人ではないですけど、八方美人になることは決して悪いことではないと思えるようになりました。
八方(誰にでも)美人(いい人)な訳ですから。
ただ、そうなりたくて醜く頑張ってしまうと、その嘘偽りがバレたとき「八方美人」と呼ばれて皮肉られてしまうんですけどね(笑)
日本語って難しい。楽しすぎる。
人間なりに、八方に美人で、大人しく上手に生きていこうと思います(笑)