おゲームとの付き合い方
コロナ禍で頻繁にゲームをするということが、かなり受け入れられてきたように感じます。ゲームが趣味です、と堂々といえるようになりましたね。
ただ、天邪鬼のわたしは、最近こそ言わなくなりました(笑)
幼い頃からゲーム。特にRPGが好きでした。しっかりした家庭だったので、周りがするような時間にゲームをすることが止められていました。夜な夜な隠れてゲームをしたり、休みの日はこっそり長くして怒られた日々でした。
なので、コツコツやるゲームばかりで、友人と時間をあわせてやるゲームが出来ていませんでした。
そして、大学生。夢の一人暮らしですべては変わりました。抑圧されてきたゲーム欲が弾けたのです。念願の長時間オンラインプレイ。エオルゼアに踏み出し、FPSを腐るほどやりました。大学四年間で、めでたく「ゲーム好き」から「趣味はゲーム」「ゲーマー」に成り下がり…成りました。
社会人になっても、それは変わらず、だらだらとインする日々が続きました。いつの間にか、ゲームをすることよりも、インしてゲーム友達とだべって遊ぶことのほうが楽しくなっていった部分もありましたけど…。
プロゲーマーという働き方も世間に周知されていき、ゲーム依存症という悲しいものも出てきました。
自分は、そうではないと自負していますが、たまに家事をさぼって、皿洗いや洗濯物を横目にゲームをつけたり、お風呂を後回しにしたりする自分に気付くと、ハッとしていました。
騒がれだしたくらいで、自分の仕事が軌道に乗り、学生気分で夜な夜なゲームをすることも少なくなってきました。外へ出掛けたり、映画を見たり…と、優雅な日々でした。休日に、息抜きにゲームをする。というくらいのスケジュール。おお、すごいゲーム離れできてる!(そんな事を思ってる時点で怪しい)
そして、コロナです。コロナ禍で、外出を控えるようになり、回りの人も徐々にゲームの優秀さに気づき始めました。
TwitterやInstagramでもゲームの話題を出す友人や、そんなに関わりのない地元の友達、勿論そこに入っていけるわけのない自分。
…あれ。
なんか違うぞ。これで良いのでしょうけど、ゲームが好きなはずなのになんか違うぞ。この流れは違う。と、天邪鬼が発動してしまった。
それと、やりたいゲームが特にない時期が重なり、意味もなく電源をつけ、落ちる日々が続いていました。前ほど熱意を持ってゲームに臨めていない。オンラインの人を見て、この人がこれやってるならやろーとか、この人がこれやってるなら今日は、やめとこ…とか他人やりきのゲームライフに成り下がっていました。
これでいいのか。と、自分に引いた時期もありましたが、これが年相応の楽しみ方ではないのかと悟り始めました。
昨日も試合中に眠くなってしまいましたし、RPGをやっても、隠し要素を探すぞ!なんていう気合は微塵も生まれなくなってしまいました。
先程書いた、家事を後回しに、することもかなり、少なくなり、内心穏やかに生活出来ているような気がします。(夜更しも少なくなったので、肌調子も良いし)
でも、結局休日は、ゲーム機の前に座ってしまいます。なにか無いかな、と。誰かいないかな、と。本当に自分がない過ごし方で、お恥ずかしいですが、これが最近の付き合い方です。
まあ、ただ、コロナが収まって、外に出てた人間が外で騒ぎ出すようになったら、また腐るようにしだすのではないかと思いますけどね。その頃には、もう少し大人になっていたいと思います。
何事もほどほどがちょうどいい、ってお話でした。
良いでしょ、ブラック。