FF好きの教員日記

二十代半ばの教員が、至って真面目にだらだら話します。

トトロいたもん!!【どんぐり拾いをした話】

こんばんは、いい歳こいて真剣にどんぐり拾うとは思いませんでした。

今、生活では秋見つけをしています。そして、先日作った朝顔リースにそろそろ飾り付けをするのですが、その飾りというのがどんぐりや、松ぼっくりといった秋見つけで見つけたものなんですね。

なんですね、というか、そう伝えるんですけど(笑)

それで、今度の校外学習で、少し秋を見つける時間を取るのですが、その時に取れなかった子や、後日取りに行けない子達のため、今後のためにどんぐりを拾うことにしました。


フラフラ歩いてもと思ったので、ちょっと遠くの森林公園までツーリングもかねて行くことにしました。朝からおにぎり握って、準備万端。
颯爽と飛び出し、道半ばで、あるミスに気付きました。

スマホがない。

ナビ代わりに、と使うはずだったスマホが。出てすぐ、スマホをセットしてない事には気付いていたのですが、分からなくなってから見ればいいやの精神で確認しなかったのです…。

今回行く公園はお初の公園です。場所も大体しか分かってない。時間は11時半、今帰ったら確実に行く気を失くす時間でした。そんな私は、近くのコンビニへ地図を探しに寄ることに。地元の地図を食い入るように見る日が来るとは思いもしませんでした(笑)
下の方に埋もれていた旅マップの隅のページを凝視し、だいたいの方向も分かったところで再出発。
大きなミスすることなく進んでいると、森林公園を指す標識があり、無事着くことが出来ました。

ここからが、本番です。かなり広い施設なので、多くの車がいました。さすが休日。さすがコロナ禍の公園。
ぶらーっと見て回りましたが、松ぼっくりときれいな鳥しか見えなかったので、それっぽい施設で聞くことに、したのですが、逡巡してしまいました。
ふと我に帰ってしまい、「どんぐりってどこに落ちてますか?」がめちゃ恥ずかしい台詞であることに気が付いたのです。しかし、見つからないのだから仕様が無い。意を決して。

「あの、すみません。ここらへんでどんぐりたくさん落ちてる場所ってありますか?」
『どんぐりなら、至るところに落ちてるよ。でもね、』
(でもね?)
『ここ、県立。国立の保護施設になっちゃうのでーー』
(…!!!ここは先に言ったほうが無能感がないぞ!!)
「あ、持ち出せないんですね」
『そうなんだよ。ただね、』

(ただね?)

『道路に落ちてる物なら、危ないから撤去するという名目で拾うことはあるんだ、とだけ教えてあげるよ』
「あ!そうなんですね。ありがとうございます!」
『気を付けてね〜』

なんていい人!!!なんていいおっちゃん!!怪しいどんぐりやろうにありがとう!!
結果、ミスを2つ犯していたわけですね。自分が行った場所は、国立の森林公園、保護施設にあたるので、基本的に園内の生物は持ち出し禁止なんですよね。完全に失念していた。


ただ、優しいおっちゃんのアドバイスにあやかって、そのまま道路の白線の上をフラフラ歩きながら、際どいところを攻めつつ無心でどんぐりを拾いましたよ。ええ、まるで、メイちゃんのように。中トトロも、小トトロも会えませんでしたけど、彼らがいるのではないかと思えるほどの量。道路のくせに。


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たくさん拾えました。
まだまだいけそうでしたけど、道路上という制約と、新しい場所を探すのに苦労しそうだったのもあって、今日はここまでです。バックの外ポケットではパンパンだったのですが、3円サイズのビニール袋にいれても、こんだけでした。なかなか難しい。
しかし、楽しかったです。久々に、何も考えてない数十分間でした(笑)

その後は、フラフラと下山し、きれいな川を見つけて川岸でお弁当食べて帰ってきました。

ケータイもなかったので、写真などありませんが、そんな時間も良かったかなと改めて思いました。ネット離れをしていかないと毒されすぎてる。(でも、自然公園と言っても地図や、木の詳細はQRコードだったり、ネットだったりしたので、もう必須なんですよね〜)


いい休日でした。Ninjaにまたがりながら、ふとお別れする時の事を考え、勝手に切なくなっていました。が、もう少しお付き合いしてもらいます。


どんぐりあるもん!!道路にあるもん!!
不審者じゃないもん!!