FF好きの教員日記

二十代半ばの教員が、至って真面目にだらだら話します。

一年「ともだちのこと、しらせよう」

光村図書一年「ともだちのこと、しらせよう」

少し早いですが、少し参観会に向けて駆け足で明日からこの単元に入ります。この単元としての授業展開は、友達に質問をし、その答えを書きまとめ、他の友達に伝えるという盛り沢山なもの。

聞く力、書く力(メモ力、文章力)、話す力(インタビューと発表)というオールラウンドな力を求めるものになっています。

小難しいことをしたい気持ちもありますが、子供らの実情を考え、楽に、しかし確実にちからを付けていこうと思います。

 

まずインタビュー。

教科書では、「今一番楽しいことはなんですか?」という質問から始まり、相手の答えによって次の質問を考え繋げていくというものを行っております。すでに高レベルインタビュー。相手の言葉を受け取ってお話出来ていれば、あーんなこーんな喧嘩なんて起こりもしないはず…うん。

と、いうことで、今の子供たちを考えると少し高度に感じたので、質問を少し変え答えの幅を狭めることにしました。

「今、学校で一番楽しいことはなんですか」

学校で、が入ることで、家での事や、クラブなど、想定外の答えで困ってしまう子供がぐんと減ると考えました。

(学校でのことにしようね、という声かけだけではなかなか伝わらないことが多いので、この形にします。)

そして、インタビューを始める前に、ある程度の答えの目処を立たせます。(これは、今必要のない力ですが、今後習得するものなので、先に。)例えば、国語だったら、給食だったら、体育だったら、休み時間だったら…こんな風に返そうかなというところまで頭を向けておきます。きっちりノートに取ったり書かせたりは大丈夫ですが、この先どんなことが待っているか事前に予習できているのと出来てないのとでは、進み具合と理解度が大幅に変わるでしょうし。

さて、インタビューです。インタビューでは、質問者にインタビューヒントとして、5W1Hで聞き返せるようなカードを渡しておきます。

「なんで〇〇がたのしいのですか」

「どんな〇〇をしますか」

「どんな〇〇ができますか」

「どんなふうに〇〇はしますか」

「いつ〇〇をしますか」

「どこで〇〇をしますか」…などと言ったようにです。家にパソコンないからワークシートはありません(笑)自然と、5W1Hの感覚が観についてくれるといいなと思います。

そして、まだまだインタビューの支援はあります。記憶力の良い子や、メモを聞きながら取れる子は苦労しませんが、全員がそういうわけにはいきません。かと言って、何度でも聞き直しているようじゃ、答える側も大変ですし、きっと違うことを答え出しますよね(笑)

ということで、出番です、タブレット。動画や写真といった文字ではなかなか保存できないものをメタ的に見るにはもってこいのタブレット。今回は、ボイスレコーダーとして使います。

(どや顔するわけではありませんが、これが正しい使われ方だと思うんですよね。ノートでもいいものをわざわざタブレットとに置き換えた、情報活用授業(笑)の指導案が沢山ありますけども…ねえ。)

 

全員一斉にやると大変なので、できそうなグループから別室または廊下、教室の隅でやってみようかな、と。ノイズが沢山入ったら失敗です。ごめん、と謝るしかありません。

 

そのインタビューが終わったら、自分なりに取材メモにまとめます。メモですので、軽くまとめるだけです。聞かなくても良い子は思い出しながら、時々聞きたい子はタブレットを片手に持ちながらといった感じで進めていきます。そのメモを通して、人に伝える文章に仕上げていきます。

 

メモ→人に伝える文章、という作業も実は初めてで、そこでも教えることが沢山あります。伝聞(〜そうです。)の書き方だったり、主観を入れすぎないことだったり…一年生でここを徹底しておけば、今後国語の文章書きでブレる事はないだろうと信じています。

 

 

てな、何時で全員6時の内容で行います。

インタビュー関係3時間、発表関係3時間の構想です。ただ、「じどうしゃくらべ」とも並行になってますので、そこが唯一の懸念点。

どうか、うまくいきますように。

 

 

繰り下がりの引き算?

それは………頑張ります。