FF好きの教員日記

二十代半ばの教員が、至って真面目にだらだら話します。

五年理科「天気の変化」


5年生の理科。

大日本印刷の教科書。

初っ端は、天気です。

「天気の変化」

 

かなり簡単そうに見えて聞こえるけど、理解出来てないことが多いで有名な天気。

子供らの実生活に近いからこそ、分かりやすいし、分かりにくい。既存の変な知識が邪魔をしたりするんです。

 

さて、この単元でひとまず抑えたい事は、

天気は雲の量で判定出来ること。

雲は、春の日本では西から東に流れていくこと。そのため、天気も西から東に移り変わっていくということ。

雲は雨を降らす働きがあること。

 

大まかにこの4点が、把握できていればよい。

 

今回は、タブレットを使い、オクリンク上にワークシートを作りました。

(これは別に、Googleドキュメントでも良かったのですが、簡単な点と最悪打ち込まずにペンで書き込めるという利点から、こちらにしました。)

 

第一時で、天気ってどうやって決めてるの?

→観察してわかること探してみるか

の流れで、5日間班員で協力して、最低1日二枚の写真を撮ることを約束しました。

勿論、大切な予想を建てさせてから。

 

ワークシートとしては、一枚目は空の写真。二枚目には、日時、雲の大きさや色、動き方、その他というざっくりかつ最低限の項目立てだけ。

手軽に出来るということもあり、理科好きな子を中心に、しっかりとした枚数の調査資料をストック。

 

そして、五日後の金曜日に、第二、三時。

見つけたものの中から、共通点や相違点を探し、各自それぞれの天気を考えさせる。

 

すると、この日は晴れだの、この日は、曇だの言うので、根拠を問います。

この日は、雲が多くて…」とか

青空が広がってて…」という考えが出たら、そのまま雲量の話へ。

雲の量で天気が確定する、ことを教えます。

そして、再度その日の天気を確定させる。

その後、全員の天気を集計し、天気って変わっていくんだね、と落とさせる。

え、どうやって変わるのかね?という疑問を次回へ。

 

ここからは、応用ですよね。

雲で天気が決まる。

観察してたら、雲は東へ流れていった。

そうすると、天気も東で変わっていくのかな、という発言が出しだい、天気.jpや、このサイト https://www.windy.com/ で情報集め。

雲は流れるし、雨はふるとこがそれによって移るし、天気も変わるし…と確信させていきます。

知識が定着したとこで、今回は、クイズ大会を開きました。

各地の定点カメラから、空が写ってる地方のものを選び、同時刻の写真を3日分集めます。

それを十地方くらい行います。

 

子供達には、地図帳と、その写真と同時刻の日本の雲画像、アメダスの情報を渡します。

選んだいくつかの地方の写真から、ランダムで選ばせ、それがどの地方の写真であるかを特定させるというクイズ大会です。

 

雲画像だけだと、なかなか渋いので、

段階的にヒントを与え、選んだ地方の名前、その地方の3日間の天気を提示します。

勿論、遊び半分ですが、空の写真から天気を判断するというのは、この単元で付けた力になりますので、良い指標だと思ってます←

 

それをまとめたスライドの一部です。


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こんな感じで。勿論、印刷して渡してますけどね。答えはスライドでだらだらと見せました。

 

これ、参観会でやりました(笑)

参観会てのもあって、見取りがうまく行かなかったことは失敗ですが、話し合ってる内容は間違ってなかったり、社会の知識を使ってたりと様々でしたが、まあ、横断的な学習ってことでいいでしょう。

 

 

 

最後に、上で紹介したWindy.comですが、大人でも小一時間潰れるくらい楽しめる天気サイトです。是非。