FF好きの教員日記

二十代半ばの教員が、至って真面目にだらだら話します。

自己満足な授業。

こんばんは。

 

何かを教えてあげたい欲が暴走しました(笑)

 

先日も言いました「おかゆのおなべ」ですが、グリム童話かつ、昔話でもあるために今の子らには聞き馴染みのない言葉がかなり含まれています。その上、なかなか言葉を知らない可愛い子達ってこともあって、聞き馴染みのない度合いは抜群。

 

国語の新規教材に入ると必ず行うようにはしてるんですけど、自分が音読をしている時に聞き馴染みのない言葉や、良く分からないと少しでも思った言葉に印を付けながら聞くという作業(これは、作業…駄目ポイント①)をします。 

 

高学年でもあれば、グループ分けをし、ネットや辞書を使いながら言葉を理解する。それでも、理解出来ない言葉たちを噛み砕いて教えるという授業に繋げるのですが…

今回は、一年生で調べることも難しいこの子らのせめてもの語彙力向上として行っているので、ひたすら、僕が噛み砕きました(笑)

 

しかし、予想の倍の印。

擬音語や、昔話の言い回しくらいだろうなあ、と思っていた自分甘過ぎました。

言葉の知らなさを舐めちゃあいけません。

想定していた言葉は勿論。

「煮る」「煮出す」という煮る関係。

「溢れる」「呪文」「うち中」「辺り一面」という文語として使われる単語

「そうすりゃあ」という口語。

(ただ、これは担任がよく使っているのですぐに分かってもらえました(笑) すりゃあいいじゃん、って言うので(笑))

 

そして終いにはなんと、

おかゆ」そして、「お鍋」まで分からないときた。しかも大真面目。

僕の中でこの子らには丁寧に教えるぞというケツイが固まった。(セーブポイント

 

全員が分かる授業。

それを目指すのであれば、どんな言葉でもひとまず説明することから始めてあげようと思いました。それが何年生であれ。知識をフラットにしてから教えるべきだと感じました。

個別指導が良しとされればいいのですが、なかなか難しいですものね。

 

国語だけは、せめて聞かないとしても寝ているとしても聞くことは強要せず、せめて面白可笑しく言葉を知る時間設けてもいいんじゃないでしょうか?