FF好きの教員日記

二十代半ばの教員が、至って真面目にだらだら話します。

「この女は駄目」

こんばんは、タイトル見るとヒヤッとしますね。自分で書いたくせに、自分の価値下げそうなタイトルになりました。

 

この女、とは、どの女なのかと言うと、

書き取りのお手本として自分が書いた「女」という漢字です。

未だに書き取り文化が残っている所で働いているのですが、今年はお手本を教師が書くスタイルでいくことにしてるんです。一年生なので、書き順も上手に示せますのでね。

(書き順だいたいでいい派なので、なんとも言えませんけど。)

 

で、そのお手本は、きっちり書いたのですが、少し苦手な子用に文字数の少ないお手本を急遽用意しようと思い、子供達がお手本と思っている漢字ドリルを見ることなく、書き進めた結果。

「この女は違う!!なんていうか、駄目!じょうずじゃない!!」

と朝、8時前に言われてしまいました。一番出来る女の子に。

 

ぐっ、ごめんよ。先生が書いたんだって、すぐ言い出せなかった…。確かに、くノ一のくを立て過ぎたなあとは思っていたんだけど、赤ペンで書いたから直す気力もなかったんだ、ごめんよ…。大丈夫、今でも十分綺麗な君はこんな大人にはならないから…。

 

と懺悔をしながら、そのまま当該児童に渡してしまいました(笑)鍛錬します。

それもそのはず、先日、小さい頃の俺はどんな字を書いていただろうと小4の書き取り帳を実家で発掘しましたが、お世辞にも上手いとは言えず、俺ならもっと赤を入れるなという糞みてえな字を書いていました。

 

上手に派なってませんが、お勉強はしているので、美醜は見れてるつもりです。書けるとは言ってませんが。

 

書き取りを丸付けしてると、自分の夢を諦めきれず子供に託す親の気持ちが少し分かるような気がします。自分の経験を踏まえての、アドバイスなんですよね。自分の場合は、字が汚くていいことなんて1つもないという悲しい過去ですけど。

 

女、練習してきます。

四半世紀生きてきて、ここから頑張りますよ。